近年のめざましい医学の進歩に伴い、皮膚を通して体の内外を直接連結する必要性がますます高まっており、このCAPD等以外にも経皮端子の応用は数多くある。
栄養液の連続的補給法である経腸栄養療法、ガン患者に対する制ガン剤の動脈注入療法、糖尿病患者へのインスリン持続注入療法などである。
また、電磁気的な導通を必要とするものとして、心臓ペースメーカー、人工心臓などの埋め込み型人工臓器の体外からの直接駆動システムや、骨や神経を電気刺激するリハビリテーション療法、さらに体外から化学的情報を連続的に取り出すさまざまなモニターシステムにも応用が期待される。
この他、人工骨、人工血管などへの応用がある。
こうした生体への埋め込み材料以外にも、吸着剤、触媒、食品、化粧品、医薬品、センサーなど、その用途は限りなく、生命の根源に関わりをもつといわれるアパタイトは前途洋々たるものがあり、まさに夢のバイオマテリアルとして広く世の中に貢献する。
『否定学のすすめ』(浦壁伸周(うらかべのぶちか)著・プレジデント社刊)公開講座
否定学の具体的事例 ~特許編~ 「アパタイトの経皮端子の発明」
『否定学のすすめ』(浦壁伸周(うらかべのぶちか)著・プレジデント社刊)公開講座 否定学の具体的事例 ~特許編~「アパタイトの経皮端子の発明」
2012年12月27日木曜日
2012年12月18日火曜日
浦壁伸周(うらかべのぶちか)・特許 「アパタイトの経皮端子の発明」 ポイント②アパタイト経皮端子の開発
アパタイトは、骨組織と同様に皮膚組織とも親和性に優れていることが、当社の研究で明らかになり、長期間皮膚を貫通した状態で感染を起こさず留置しておくことが可能となった。
アパタイトをボタン型に成型し、一部を体外に露出させた形で皮膚内に長期間埋め込んでも、感染や炎症はほとんどなく、もちろん脱落もない。
しかし、他の材料では、早期に皮膚組織との間にすき間をつくり、感染してしまうケースがほとんどだった。
このように、皮膚を貫通した状態で長期間留置しておくための装置、経皮端子を用いた全く新しいCAPD 用カテーテル及び、血管内留置カテーテルを開発した。
CAPD は、連続型携行式腹膜透析の意味で、従来から行われてきた血液透析に代わる新しい人工透析として10数年前北米で開発された方法である。
血液透析は、1日おきに病院に行きベッドで約3時間横になったまま透析を受けなければならず、患者の負担は大変なものである。
もちろん、仕事を続ける上で大きなハンディキャップとなっており、患者の社会復帰を阻んでいる。
一方、CAPDは、腹腔内に透析液を数時間溜め腹膜を介して少しずつ自然な透析が行えるため、面倒な通院から解放される。
しかし、このCAPDにも大きな欠点がある。
それは、透析液を出し入れするため、体外から直接腹腔内に押し込んであるカテーテルに沿った細菌感染である。
カテーテル出口部及び皮下トンネル部での感染、腹腔内での腹膜炎です。
私の開発したアパタイト経皮端子は、これらの感染を大幅に減少させることが明らかとなっている。
したがって、感染に対する患者の不安が取り除かれることになり、その社会的貢献は大きいと考えられる。
一方、血管内留置カテーテルはすでに上市され、主に栄養液の連続的補給法である経皮静脈栄養療法に使用されている。
図1 アパタイト経皮端子
図2 血管内留置カテーテル
図3 血管内留置カテーテルの臨床例
図4 アパタイト経皮端子を使ったCAPD療法
図5 アパタイト経皮端子を使った血管内留置カテーテル(経皮静脈栄養療法)
『否定学のすすめ』(浦壁伸周(うらかべのぶちか)著・プレジデント社刊)公開講座
否定学の具体的事例 ~特許編~「アパタイトの経皮端子の発明」
アパタイトをボタン型に成型し、一部を体外に露出させた形で皮膚内に長期間埋め込んでも、感染や炎症はほとんどなく、もちろん脱落もない。
しかし、他の材料では、早期に皮膚組織との間にすき間をつくり、感染してしまうケースがほとんどだった。
このように、皮膚を貫通した状態で長期間留置しておくための装置、経皮端子を用いた全く新しいCAPD 用カテーテル及び、血管内留置カテーテルを開発した。
CAPD は、連続型携行式腹膜透析の意味で、従来から行われてきた血液透析に代わる新しい人工透析として10数年前北米で開発された方法である。
血液透析は、1日おきに病院に行きベッドで約3時間横になったまま透析を受けなければならず、患者の負担は大変なものである。
もちろん、仕事を続ける上で大きなハンディキャップとなっており、患者の社会復帰を阻んでいる。
一方、CAPDは、腹腔内に透析液を数時間溜め腹膜を介して少しずつ自然な透析が行えるため、面倒な通院から解放される。
しかし、このCAPDにも大きな欠点がある。
それは、透析液を出し入れするため、体外から直接腹腔内に押し込んであるカテーテルに沿った細菌感染である。
カテーテル出口部及び皮下トンネル部での感染、腹腔内での腹膜炎です。
私の開発したアパタイト経皮端子は、これらの感染を大幅に減少させることが明らかとなっている。
したがって、感染に対する患者の不安が取り除かれることになり、その社会的貢献は大きいと考えられる。
一方、血管内留置カテーテルはすでに上市され、主に栄養液の連続的補給法である経皮静脈栄養療法に使用されている。
図1 アパタイト経皮端子
図2 血管内留置カテーテル
図3 血管内留置カテーテルの臨床例
図4 アパタイト経皮端子を使ったCAPD療法
図5 アパタイト経皮端子を使った血管内留置カテーテル(経皮静脈栄養療法)
『否定学のすすめ』(浦壁伸周(うらかべのぶちか)著・プレジデント社刊)公開講座
否定学の具体的事例 ~特許編~「アパタイトの経皮端子の発明」
2012年12月12日水曜日
浦壁伸周(うらかべのぶちか)・特許 「アパタイトの経皮端子の発明」 ポイント①研究開発の概要
否定学の対象は何であってもよい。
人間の関与するあらゆるパラダイムが対象である。
従って、創造のチャンスは無限に広がる。
血液人工透析を否定学の対象として措定すると、どうなるだろうか。
血液人工透析は、腎臓の機能を代行する治療法で、人工腎臓を利用する。
血液人工透析患者は、肉体的、精神的に非常に厳しい負荷を負う。
時間的にも、1日おきに病院に行き、約3時間横になったまま透析を受けなければならない。
通常の仕事をすることは甚だ困難である。少なくとも、大きなハンディキャップである。
当然、旅行にも行けない。
そこで、この全体を対象化して、その対極のパラダイムに立ってみる。
まず、病院に行かなくて済むようにする。
仕事も通常どおり出来る。旅行も行ける。
このようなパラダイムを考えて、これを具現化するアプローチをする。
それは2つのコンセプトを同時に実現するパラダイムである。
血液人工透析を行わない、腹膜を使った透析を行う。
この時、細菌感染が重大なリスクとなる。
そこで、感染症が起きない地平にある解決策を考える。
このような問題を解決出来れば、大きな社会貢献が出来る。
そこで、この問題を解決する。
~ 否定学・特許編 「アパタイト経皮端子」 具体的事例トピック ~
(01) 浦壁伸周・特許 特開昭59-174146 生体用端子
(02) 浦壁伸周・・特許 特開昭60-092768 生体端子
(03) 浦壁伸周・特許 特開昭61-115568 経皮インプラント体
(04) 浦壁伸周・特許 特開昭61-179163 生体端子
(05) 浦壁伸周・特許 特開昭62-298348 透光性生体端子
(06) 浦壁伸周・特許 特開昭62-298349 生体用端子
(07) 浦壁伸周・特許 実開昭62-027654 生体端子保護具
(08) 浦壁伸周・特許 特開昭63-009435 生体用端子
(09) 浦壁伸周・特許 特開昭63-125265 生体用端子
(10) 浦壁伸周・特許 特開平01-256933 透光性生体端子
(11) 浦壁伸周・特許 特開平02-168968 生体端子構造体
(12) 浦壁伸周・特許 特開平03-131276 皮膚端子デバイス
※ 特許の詳細は順次掲載
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